設立趣意書
1.経緯
鳥海山の北側、由利本荘市及びにかほ市に広がる鳥海高原は、鳥海山を背景に広大な自然が広がる地域の貴重な資源の宝庫です。この地で農業、観光、環境教育の発展を目的に、2010年から鳥海高原菜の花まつりを開催し、多くの地域の関係者のご協力を得て回を重ねてまいりました。現在では鳥海高原の一大イベントに発展し、鳥海高原の魅力向上に貢献をしています。残雪の鳥海山と「菜の花」の黄色一面の巨大な絨毯は正に圧巻であり、多くの観光客が訪れる鳥海高原の特色ある大きな宝になっています。
一方、鳥海高原は持続可能な社会の実現に寄与する産業の発展や価値観の転換を進める場にもなる魅力を備えていますが、そのような観点での利活用は十分とは言えません。
このため、2016年度に「菜の花デザイン会議」を開催し、菜の花を発端とした鳥海高原の利活用について関係者の間で議論を交わし、“鳥海高原利活用推進ビジョン”を策定して、由利本荘市及びにかほ市に広がる鳥海高原を利活用による周辺地域の活性化を目指すこととしました。
これを受けて、「鳥海高原元気創造研究会」を立ち上げ、菜の花に限らず、鳥海高原の様々な宝をつなぎ、周辺地域の活性化を図ることにしました。
2.目的
県内の産・学・官・民・金が連携して、農・商・工・観光等の「産業」の振興、地域教育ならびに環境教育による人づくり、雄大な自然環境が育む「健康増進」の活動を融合させ、鳥海高原エリア全体の事業展開により周辺地域の活性化(元気創造)を目指します。このため、関連する多方面にまたがる研究と活動を推進して、地域の産業振興と地域活性化に貢献することを目的に、「鳥海高原元気創造研究会」を設立します。
研究会の概要
1.組織
会 長:1名
副会長:2名以内
幹 事:産・学・官・民・金から5名以内
監査役:1名
事務局:若干名
2.活動内容
鳥海高原における、設立趣意書に述べられた活動を推進するために、以下の研究と活動を行う。
(1)研究集会、シンポジウム、その他の会合の開催
(2)関連団体・個人との連絡調整と相互の協力関係形成の促進
(3)鳥海高原エリアにおける各種イベントの企画・運営に関する活動
(4)鳥海高原エリアの地域資源利活用に向けた作業部会形成と活動への支援
(5)農・商・工・観光産業、教育、健康を融合した地域活性化の研究と活動
(6)農業(圃場の整備や作物の栽培等)における鳥海高原の利活用に関する調査と実装
(7)関連情報の収集および発信
(8)その他、本会の目標を達成するために必要な事業
3.参加資格
本研究会の設立趣旨に賛同する個人および法人。